朝カレーに求めることとは?
2009年11 月 5日 (木) ブログトレンドウォッチ
朝にカレーを食べる人が増えているというニュースをよく見かける。
商品においても、少量やスティックタイプのレトルトカレー「めざめるカラダ 朝カレー」(ハウス食品)や「ちょい食べカレー」(江崎グリコ)などが朝用カレーとして市民権を得てきているが、この「朝カレー」人口の増加には、どのような経緯があるのだろう?ブログの書き込みを元に探ってみた。
■定着してきた朝カレー、火付け役はハウス食品
【ブログクチコミサーチ BY Kizasiを使用】
書き込み数を見ると、最初にブログ上で朝カレーが話題となったのは、昨年2月の受験シーズン。この時、書き込まれていた内容を多い順に挙げると、1位:体へのメリット 2位:受験生 3位:イチロー となっている。
「イチロー選手が、毎日朝食にカレーを食べている」という報道をきっかけに、カレーは脳を活性化させ、集中力を高めるという効果や、受験生がその成果を求める姿が話題となった形だが、この盛り上がりは一過性のものに終わった。
次に盛況な書き込みが見られたのは、今年の2月、やはり受験シーズン。
昨年の盛り上がりに着目したであろうハウス食品が「めざめるカラダ 朝カレー」を発売した時期でもある。そのためか、この時の書き込み内容は、1位:『めざめるカラダ 朝カレー』(ハウス) 2位:体へのメリット 3:イチロー と、マー君こと田中将大(楽天)を起用したCMについてのコメントも含め、「めざめるカラダ 朝カレー」の話題がトップとなった。
さらに6月には、「めざましテレビ」で特集が組まれた影響もあってか書き込み数が急増。
その後も毎週100件を越える書き込みが続いており、「朝カレー」という言葉が定着してきている様が見て取れる。
著名人の習慣と、専門的な根拠によって高まった人々の朝カレーへの関心を、ハウス食品が巧みにくみ取り、新しい食の習慣につなげたと言えそうだ。
ちなみに、江崎グリコの「ちょい食べカレー」は08年から発売されていたが、ブログのクチコミを見る限り、ではあまり話題とはなっておらず、
朝カレー人口増加にはどうやらハウス食品が尽力したと言えそうだ。
■今後の発展は、「元気」「健康」がキーワード
さて、今後も十分に拡大見込みのある朝カレー市場だが、まだその歴史浅い今、「朝カレー」そのもにはどのようなイメージが持たれているのだろう?
ブログに書き込まれた内容を「カレー全般」と比較することで、消費者が抱いているイメージを調べてみた。
【ブログクチコミサーチ BY Kizasiを使用】
カレー全般は、甘辛や美味しいなど“味”について書かれている割合が高く、いわば「味わいイメージ」が強いと言える。
これに対し朝カレーは、体や脳にとっての“良さ”や、忙しい・早いなど“利便性”について書かれている割合が高く、「機能的イメージ」が先行している。また、朝カレーには、カレー全般には見られなかった「元気」や「健康」という言葉が書かれているのが特徴的だ。
- 難しいことは分からないけど、朝にカレーを食べると元気出る!
- 朝カレー続けてます。外仕事でしたが元気元気。これもカレー効果なんでしょうか。
などのコメントからは、「元気」「健康」を期待して朝カレーを食べる人々の姿が想像できる。
「元気」「健康」は、ブログから見えた朝カレーのニーズと言え、浸透してきた朝カレー習慣の先につながるベネフィットとしても見逃せない。
朝の時間を有効に使い「朝活」する人たちが増加している中、「朝」に着目した商品は、カレーに留まらず大きな可能性を秘めている。
広義に「朝」のニーズをブログで探ってみるのも面白いかもしれない。(高宮真琴)


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