男性専用ではない?unoフォグバー
2009年11 月 5日 (木) ブログトレンドウォッチ
ザ・ビートルズのリマスター盤が好調な売れ行きを見せ話題となっているが、こちらのビートルズ風?イケメンたちのTVCMも話題になっている。
ビートルズを意識させるファッションを身にまとった妻夫木聡・瑛太・三浦春馬・小栗旬がロンドンの街を歩く、資生堂uno「FOG BAR(フォグバー)」のCMだ。
■商品名まで伝わっているフォグバーのCM
「ワックスにさようなら」というコピーも印象に残るこの「フォグバー」は、髪を固めずにまとめる全く新しいジャンルの霧状スタイリング剤。ヘアスタイルのトレンドに伴い、スタイリング剤の形状もリキッド、スプレー → ムース → ワックスと移行してきた。
トレンドサイクルに潮目をつかんだ資生堂が、新ジャンルのスタイリング剤市場を切り開こうとしている点に注目したい商品だ。
そこで、「uno」ブランドがどのように語られているのか、2年前に発売された「FIBER NEO(ファイバーネオ)」発売の時期と比較をして、フォグバーの特徴を調べてみた。
【ブログクチコミサーチ BY Kizasiを使用】
フォグバー発売から約3週間、CMについてが7割と話題の大半を占めているが、オーランド・ブルーム出演のCMで話題を呼んだワックス「FIBER NEO(ファイバーネオ)」が新発売となった時期(2007年9月)と比較してみると、07年の方が、よりCMの話題に突出していることが分かる。
さらに、ファイバーネオ発売時、ブログでは「ワックス」という形状の書き込みは見られるものの、その商品名はほとんど語られていない。
これに対し、フォグバーは、商品名の書き込みが16%も見られている。
つまり、(ファイバーネオの新発売時に比べると)CMのインパクトにとどまらず、フォグバーという商品名まで伝達することができているといえる。
■ターゲットは男性だけじゃない?用途によってスタイリングが選ばれる時代へ
さて、フォグバーは若い男性(主にワックスの使用感や仕上がりに満足感が得られない人たち)をコアターゲットに想定していると思われるが、果たしてターゲットはそれだけだろうか?unoのサイトを見ると、女性にも活用を促進するコンテンツを設けている。
また、フォグバーのCMイメージを調べてみると、「かわいい」という印象が7%出現している。
あのCMを見てカワイイとコメントする男性が多いとは思いがたいため、女性にも好イメージを与えつつ、商品に関する情報を女性にもリーチさせている可能性が推察できる。
そこで、メインターゲットの若い男性の他に、どのような人が買って使っているのか、フォグバーに関して購入・使用の記述があるブログを抽出して読んでみた。
女性と思われる書き込み
- 「髪の毛をバッサリ切ったし、 スタイリングのために買ったの!」
- 「固まらないし、 髪を巻く前にシュッてしてからやると、しっかり決まる」
- 「これめっちゃ髪、盛れるよ!(^O^)g」
おじさんが使用していると思われる書き込み
- 「赤いのが家にあるけど、父ちゃんのだから」
- 「そういや昨日フォグバー家にありましたwww 親父が買ったらしい」
上記のとおり、ショートカットや盛りヘア(?)の女性や、想定ターゲットより上の年代(30後半~50代くらい)の男性など、多様なユーザーが存在することが見えてきた。
また、気になるのは、女性のコメントからは、男性向けスタイリング剤を購入・使用することへの迷いや抵抗感が微塵も窺えないことだ。
もしかしたら既に現在、男性用スタイリング剤を使用する女性は、ある程度の割合で存在しており、資生堂はココにサブターゲットを見出したのかもしれない。
フォグバーの登場をきっかけに今後、ブランドや商品に対する男女の垣根は低まり、“なりたいヘアスタイル”によってスタイリング剤を選ぶ時代がやってくるかもしれない。(高宮真琴)

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