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牛丼チェーン熾烈な価格競争。次は品質で勝負?

2009年12 月15日 (火) ブログトレンドウォッチ

■牛丼チェーンブログ上でも首位交代!


外食・中食業界では売上高や店舗数での首位交代が相次いでいるという。(12/4日経新聞)
牛丼チェーンにおいては、「すき家」(ゼンショー)が国内売上高で「吉野家」を抜く見通しらしいが、ネット上での話題性にも異変が起こっているのだろうか?牛丼チェーンの大手3社(吉野家・松屋・すき家)のブログ書き込み数を調べてみた。


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【ブログクチコミサーチ BY kizasiを使用】


これまで吉野家がトップを保ってきた書き込み数だが、12月に入りすき家が急伸。すき家はブログ上でも競合2社を抜き、話題量としては近年初のトップの座を獲得したことになる。


口コミ内容を見ると、12月7日から開始した50円の値下げ(牛丼の並盛りが280円)への反響が大きく、牛丼の価格に対する世間の関心の高さがうかがいしれる。



■すき家が安価イメージをリード


では、今回のすき家の値下げは、世間にどのようなイメージをもたらしているのだろう?3社のイメージワードの中でも特に価格に対する印象に注目してみた。


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【ブログクチコミサーチ BY kizasiを使用】


すき家が値下げする前の半年間は、価格に対して「安い」と語られる割合は3社とも拮抗している。しかし、12/7の値下げ日以降は、すき家の「安い」書き込み量が2割近くまで伸びている。


松屋も12/3から値下げ(牛めし並が320円)を実施しており、図1で見ると11月の発表時には話題量こそ増えているが、価格の印象に関しては、すき家ほど大きな動きは見られない。


現在のところ値下げ競争では、最安値で展開している”すき家”のほうが”松屋”以上にインパクトを与えたといえる。


つまり、今回の大幅な値下げによってすき家は、牛丼チェーンにおいて”安いお店”というイメージ作りに成功したといえるのではないか。



■今後は品質も大きな鍵になるか?


すき家では価格改定に合わせて米をブレンド米からコシヒカリに変更し、品質を向上させたとのこと。


そこで、味に対しての口コミはどうなのか。価格と同様に3社のイメージワードの中で、味に対する印象を調べてみた。


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【ブログクチコミサーチ BY kizasiを使用】


値下げへのインパクトが強かったためか、味への評価として「美味しい」と語られる割合は、すき家が米を変更した後も変わっていない。


逆に、すき家は、値下げしても品質評価は維持されている、つまり「コストパフォーマンスがよい。」と消費者に認知されていると言える。


いずれにしても、今後、業界の低価格競争激化が予測される中で、品質(味)の差別化は重要なファクターになってくるかもしれない。


ちなみに、味に関して調べてみると、例えば松屋では定番メニューである「牛めし」に関して「美味しい」と書き込まれた割合は17%だったのに対し、6月に発売した「フレッシュトマトカレー」に関して「美味しい」と書き込まれた割合は35%であった。(*2009年6~11月のデータを集計)


この値が、松屋全体の「美味しい」イメージを引き上げた可能性も考えられる。このように、低価格を競う一方で、品質や美味しいイメージを底上げできるような看板メニューの展開も一策かもしれない。


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タグ:サービス開発,価格戦略

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