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【企業活用事例】ブログクチコミデータ×マーチャンダイズ

2009年12 月 4日 (金) ブログトレンドウォッチ 企業活用事例

※ この記事は、株式会社アイ・エム・ジェイがブログのクチコミを分析した活用法を記事化したものです。

 

[第四回]ブログクチコミデータ ×マーチャンダイジング 

 


 

前回はSEOとブログデータの関連性について書いたが、今回はブログクチコミデータをECサイトにおけるマーチャンダイジングに利用できないかを考えてみたいと思う。

 

■ECサイトでは目に見えるスペースが限られるため、商品の見せ方が重要となる

 

ECサイトは実店舗と異なり、実際に商品を陳列するスペースが必要ない。つまり、理論上ではECサイト内に商品を無限に陳列することが可能となる。

 

一方で、ECサイトの欠点としては、商品を見せられるエリアが少ない。トップページやカテゴリトップなど、ユーザーの目に触れることの多いエリアが限られてしまうため、店舗に比べると商品の露出の差が激しくなる点が挙げられる。

 

実際には運営の手間やコストを考えると、取り扱いできる商品を限定していく必要もある。ではどういった商品を扱い、どのように商品を見せるべきなのだろうか?今回はそのヒントのひとつとして、ブログクチコミサーチを用いてブログに書き込まれているユーザーの声を活かすことを考える。

 

仮にあなたの運営するECサイトで「さまざまな機能がつまったデジタル時計」を仕入れることになったとき、Sunnto(スント)とG-shock(ジーショック)という2つの商品が候補に上がったとしよう。

 

Sunntoはフィンランドのメーカーである。このメーカーは、スキー、ハイキング、ダイビング、セーリング、ゴルフなど多種多様なスポーツに精通した時計を製造/販売しているブランドだ。一方、G-shockはいわずと知れた国内外におけるハイテク時計の一流メーカーのブランドである。

 

この二つのブランドについて、ブログクチコミデータをからユーザーのニーズを確かめ、ECサイトにおいてどのように商品を見せるべきかを検討する。

 

■ブログクチコミ数からわかる「ユーザーの話題性」

 

ブログクチコミサーチを用いて調査した、SunntoとG-shockの1週間毎の書き込み量推移を図1に示す。

 

Imj1204_01
図1:Sunnto(赤)とG-shock(青)の書き込み量(2009年8月初旬から9月中旬の1週間毎のデータ)


図1を見てわかるように、G-shock(青)の書き込みは安定して多く、Sunnto(赤)のクチコミも安定して存在していることがわかる。

8/23の週にはカシオとバンダイナムコゲームスがG-shockのガンダムモデルなど、新たな商品がリリースされ、変数的な要素もいくつかあるが、このデータからわかるのは

 

「今の時期、話題性の高い商品はG-shockである可能性が高い」

「Sunntoも平均してユーザーからの人気があり、ニーズが存在している」

 

ということである。

 

両ブランドともにニーズが存在していることがブログクチコミデータからわかったが、実際に書かれている内容はどのようなものであろうか?Sunnto、G-shockと共に書かれている言葉を確認してみると、ユーザーが両ブランドに求めているニーズがさらに明確になる。

 

■クチコミ内容からわかる「ユーザーが商品に求めているニーズ」

 

クチコミデータにより、それぞれの商品に特性があることが見えてくる。

 

下記図2は同期間(2009年8月初旬から9月中旬)において、Sunnto、G-shockと共に記載されている言葉(関連語)を集計した結果である。

 

Imj1204_02
図2:Sunnto、G-shockと共に記載されていた関連語(2009年8月9日から9月20日)

 

まずSunntoの関連語を分析する。図2で紫色になっている言葉は、機能に関する言葉である。図2を見てわかるように、Sunntoは「コンパス」「心拍センサー」「高度計」「スポーツ用品」などのスポーツ時に活用するような多機能な面を語る関連語が目立つ。これにより、ユーザーがSunntoに求めているものはこれら高機能の商品であることが分かった。

 

同様に、G-shockと共に書かれている関連語を分析する。橙色は価格に関する言葉、青色は楽天に関する言葉である。図2からわかるように、G-shockについては機能面というよりも、価格に重きを置いている可能性が高い。また、楽天の書き込みは、楽天市場のアフィリエイトであり、すでにECサイトで多く販売されていることが分かる。

 

上記の結果より、限られた売り場において、ユーザーへ訴求する際、

 

・Sunnto・・・ 豊富な機能面、スポーツ的な要素を前面に押し出す

・G-shock・・・ 価格訴求、新製品情報を積極的に出す

 

といった手法が有効である可能性が高いといえる。

 

これら情報をTOPページや商品ページのクリエイティブ(デザインやキャッチコピー)を制作する際考慮してみてはどうだろうか。



◇   ◇   ◇



以上の結果から、ブログに書かれている内容が全てではないが、ブログをはじめとするソーシャルデータにはユーザーの生の声が書かれている。これらのデータを活用し、マーチャンダイズやクリエイティブの参考にする方法も有効である。

 

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[第二回]キーワードに対するユーザーの「生の声」を見る
[第三回]ブログクチコミデータとSEOの親和性

 


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タグ:マーチャンダイズ,ECサイト,販促,デジタル家電,口コミ

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